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2023年11月14日
【子育て中の方必見!】これからの国際時代に通用するバイリンガルとは?
今やAIが進化してきて翻訳機能も充実して国際社会に便利なツールが増えてきていますが、AIだけでは言語の変換はまだ不十分です。それは機械では対応しきれない人の感情も言語には含まれているからです。また即座に対応しなければならない場合もあり、英語を使いこなせなければこれからの時代は仕事の選択肢も広がりません。
国際社会で通用するバイリンガルとは?
バイリンガルとは2つの言語が使えることと一般的に使われています。バイリンガルでもその内容は様々です。
日本で教育を受けた私たちは中学生から英語が義務教育で学びました。そして高校までの6年間学校で英語を学んできました。
ある程度読み書き等ができればバイリンガルと言えるでしょうか。数年間海外に暮らせばバイリンガルになるのでしょうか。
今回はバイリンガルを3つの区分に分けられていることを説明します。
それぞれ認知面、学力、知的発達にプラスの影響もあれば、マイナスの影響もあります。
Proficiency bilingual(2言語とも年齢相応のレベル
バランス・バイリンガルのことです。2言語とも年齢相応のレベルに達していることを言います。
自転車で例えると、前輪と後輪のバランスがとれていてイメージです。その場合よく膨らんでいけばもっと遠くまで行ける。どちらも不自由なく使いこなせるタイプです。
このバランス・バイリンガルは2つの言語が互いに強化し合う相乗効果があります。言語能力を強化すると同時に知能を刺激するため、知的発達に良い影響を与えます。
Partial bilingual(1言語のみ年齢相応のレベル)
ドミナント・バイリンガルで、1言語のみ年齢相応のレベルに達しているタイプです。
これは大きな車輪と小さな車輪のイメージです。一つの車輪の一言語話者のモノリンガルよりは遠くに行けるタイプです。
ドミナント・バイリンガルは知的発達への影響はプラスもマイナスもありません。
Limited bilingual(2言語とも年齢相応のレベルに達していない)
ダブル・リミテッド・バイリンガルで、2言語とも年齢相応のレベルに達していないタイプです。
前輪も後輪も空気が抜けてどこへも行けない状態です。
両言語が互いに足を引っ張り合い、どちらも低い水準にあります。
言語という観点からはマイナスで、知的発達という観点からも明らかにマイナスです。
言語発達で一番気を付けないといけないのは、このダブル・リミテッド・バイリンガルを育ててしまうことです。
バイリンガル教育には2言語ともに年齢相応のレベルに達していることが大切になります。