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2023年11月14日
【経験者が絶対おすすめ!】バイリンガルに育った息子がやっていたこと
オーストラリアで生まれ育った息子は、学校の英語の成績はAをもらい、家では親と一緒にクイズ番組やバラエティー番組を見て笑ったり、脳科学者の日本語の本を読むなど、2言語を使いこなせるタイプに育っています。日本語と英語の両方を自然に使い分ける息子を見ていると、言語習得は環境や日常の中でいかに楽しむかが大切だと実感します。彼は、両方の言語で自分の考えを自由に表現できることに喜びを感じているようです。
そんな息子を育ててきてよかった教育を皆さんに共有したいと思います。
それは「チャレンジ(進研ゼミ)の定期購読」です
我が家は息子が乳幼児の6か月のころから中学3年生までチャレンジを定期購読しました。チャレンジの学習により日本語が学習言語となり、今では高度な日本語も読んで理解しそれを家族に説明してくれるまでになりました。子供にわかりやすいカラーの写真入りの見開き1ページから始まる小学生の問題はワクワク感さえ出るように作られていて、勉強がたのしいと感じさせてくれました。また、毎月届く教材に保護者向けの雑誌も含まれており、専門家の指導を参考にいつも子育ての悩み事はその雑誌を見て学んでいました。
幼稚園から中学生までに行ったチャレンジの学習を紹介し良かった点をまとめています。
幼稚園
幼稚園では運筆や切り貼りなど手先を使う小学校入学準備に向けた内容で、楽しく自然に座って勉強ができる環境づくりに役立ちました。鉛筆を正しく握ることや、ハサミを安全に使ったり、シールをきれいに貼るなどを学び、ひらがなの導入にも役立ちました。
絵本にある物語や小学校生活が楽しそうなお話が入っていたり、付属の知育ゲームで脳を鍛えたり幼児期に大切なことを全て網羅してくれています。
DVDでも情操教育的な要素が入っていたからか、学校に入学してからは他の保護者からよくmature(成熟している)だねと息子を褒めてくれていました。
- 手先が器用になった
- ひらがな、文字の導入ができた
- 情操教育が身についた
小学生低学年
小学校に入っても日本語を使って家でワークシートに取り組む習慣がついているので、自然と日本の教科書の勉強が入っていきました。
幼稚園ですでに習っていたひらがなはスムーズに入りましたがカタカナは普段日常生活で見たり使わないので何度も思い出しながら繰り返し学んでいきました。学習するときはいつもひらがな表とカタカナ表を手元に置きながらの学習ですが、本人が読み書きに負担を感じないように心がけました。2年生終わりにはひらがなカタカタは問題なく書けていて、漢字も何度も繰り返しながら覚えていきました。特に読むことが億劫がっていたので、こくごは私が説明文、教科書文、問題文を全部読むこともよくありました。教科書の抜粋を1日ごとに問題が作られていたので全部の単元を読む必要がなく短時間で1日分の課題が終われるようになっています。
算数は毎回わかりやすく問題が作られているので、教科書は一切使わずにチャレンジの教材だけで小学校は過ごせました。日本の算数はとても体系的にできていて、何度も同じような練習問題があるので、定着しやすかったです。九九もドリルだけでなく、遊びながら学べるグッズもありいつの間にか覚えていたので3年生以降の学習にも楽に入っていけました。
- ひらがな、カタカタは書けるようになった
- 漢字に興味が持てるようになり自分から進んで漢字を使った文を書くようになった
- 教科書いらずで算数の基礎が身についた
小学生中学年
3年生になると学習内容が難しくなるので親の手厚いサポートが必要になります。理科社会が増えて言葉の幅も広がってくる学年です。
特に漢字は海外に住んでいると学習につまずく大きなところです。漢字については書けない読めない時に復習をしながらで本人の負担に感じないように気を付けていました。国語は一人でできることが少なく親のサポートが必要になってくるので、いつもゆっくりとれる時間を作って一緒に学習する環境を作りました。全部読んであげたり、ところどころ子供が読んだりと説明文、教科書文、問題文を確認しながら答えを自分で書くというペースでした。
算数も学校で学ぶレベル以上になってくるので親がついて教えてあげることが多かったです。特に九九の復習、割り算、ひっ算、コンパスの使い方、メモリの読み方、小数点、面積の求め方などなど一つ一つ確認しながら基礎を固めていきました。ここでの学習がのちの数学力につながると思います。このころから数学はクラスでもトップで、中高生でもトップクラスにずっといます。
理科社会は海外で暮らすと日本の文化から離れているので、日本語習得に欠かせない文化学習の点でも役立ちました。「かまぼこ工場見学」のテーマの時はかまぼことは?から説明したり、太陽の動きでは北半球は太陽は東→南→西に動くが、南半球は東→北→西に動くことなど普段出会わない言語に出会えるチャンスでもあります。
- 文字を追って日本語文の内容を理解できる力がついた
- 問題を解くスキルが身についた
- 学校以上のレベルに達して算数が好きで得意になった
- 理科社会の学習で言語、知識が広がった
小学生高学年
日本の学習がだんだん重荷になってくる時期で、本人のやる気を損ねずに粘り強く教えていく時期になります。
国語は大人でも難しく感じる単元も出てくるので、教えるときは端的にできるようにあらかじめ予習しておくこともよくありました。目標は教科書の内容を理解することと問題の意図を理解して本文から答えを抽出できることにし、漢字は重要度を低くしました。ほとんど文章は私が指差ししながら読み、本人はその指を目で追いながら内容を理解していく形でした。一度では理解できない時は2,3回読み返すこともよくしていました。
算数も割合のところでつまずいていたので、教科書で確認したりユーチューバーが発信している動画を見たりと分からないところを繰り返し練習しました。チャレンジのおかげでこの頃には算数が大好きになっていて、自信にもつながり学校生活にも他の学習にもいい影響を及ぼしていました。
- 難しい表現や長文も抵抗なく理解できるようになった
- 算数が大好きになった
- 学校生活で自信がつき、他の学習にもいい影響を及ぼした
中学生
子供も大変だけど、親もサポートで大変な中学生の時期です。
中学生になると学校の勉強と課外活動が忙しくなり、日本の勉強は二の次になります。学校があるときはチャレンジタイムを作る暇がなくなるので、2週間の休みに入った時にまとめて学習していました。
中学生では、数学をメインに勉強させました。1年生はチャレンジだけでは理解できないことが増え、教科書の問題一冊全て解いて理解させました。基本はチャレンジがスムーズに解ければ合格で、チャレンジのレベルを基準に学習を進めました。1年生の努力が報われて2、3年生はわからなければ調べる力もつき私の手から離れることができました。というか息子の方がよくできて教えきれないという問題もでてきます。この頃は学校でもトップで先生から2学年上のレベルのテストをもらって受けたということもありました。
国語も本人はやりたがりませんでしたが、読む力と高度な日本語に触れさせたい気持ちがあったので、文章を全部読んであげて問題を解く形をとっていました。古典、漢文以外私が読めば大体は理解でき、問題もある程度解くこともできていました。文章中の言葉の意味もよく聞かれたので説明して理解度を深めていくことができました。
理科社会は問題が高度になるので親が教えるのも予習が必要になります。理科はのちに元素記号などのちに学校でも学習するので、前段階で頭に入れておくと、学校の授業も入りやすくなります。また、わからない時は一緒にネットで調べたり動画を見つけて理解することも大事です。いつもわからない時は一緒にわかる方法を見つけて解決してきました。そのような習慣が後にもつながり、日本の学習以外にも良い効果がでてきます。
- 数学は学校でトップレベルになる
- 難しい日本語の文章に目を追って理解できる
- わからない時はインターネットや動画で理解する習慣がつく
子供は言葉の維持の難しさがあると研究者言っているように、忘れたら怒らずに何回も教えることが大切です。
参考サイトの紹介
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進研ゼミこどもちゃれんじ
約15年間お世話になったサイトです。年齢に応じた必要な遊びや学習が追求されていて海外に住む日本人の親御さんにお勧めしたい教材です。
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ユーチューバー:とある男が授業をしてみた
息子が中学生になって理科を教えるために予習をしていた時に出会ってからよくお世話になりました。私がこのサイトで勉強している姿を息子が見て、数学は本人が一人でできるようになったぐらいすごいユーチューバーです。他の科目もたくさんお世話になり、難しい歴史も勉強できていましたし、理科も分かりやすく、数学以上に好きな科目になったきっかけを作ってくれました。